長距離ドライブのように その1

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なんだか僕のまわりにはがんばり屋さんが多い。仕事しながら英語をがんばっているみなさん、留学準備中のみなさん、これから留学生活が始まるみなさん、過酷な労働環境でがんばっているみなさん・・・やっぱり目標がある人はがんばっているし成長もすごいし、輝いていて、かっこいい。今日はそんながんばる皆様へのエールも込めて、「がんばること」をドライブに例えてお話したいと思います。



仕事の目標にせよ、勉強の目標にせよ、何かの大きな目標に向かって進むということは、遠い目的地を目指す長いドライブのようなものだと思う。僕たちは、がんばって前に進んでいるときこそ、スピードエンジン温度のバランスをうまく管理しなければならない。


本当の車のドライバーは、常にスピードとエンジン温度の両方を管理している。長距離のレースを想像するとわかりやすいかもしれない。エンジンが熱くならない程度のスピードで運転しているなら、なかなか目的地にはたどり着けないので、なんでそんなレースに出ちゃったの?という話になるが、スピードを出しすぎてオーバーヒートするのも故障してかえって遅くなってしまう。

人生もそれと同じだ。高い目標を設定したくせにダラダラと進むだけでスピードが遅ければ、結局目標にはたどり着かない。一方で、早く目的地に着こうとスピードを出しすぎれば、がんばりすぎて精神と肉体がオーバーヒートしてしまう。オーバーヒートして故障(疲れすぎで倒れたり怪我をしたり、ストレスで胃潰瘍やうつ病になったり)してしまえば回復まで完全にストップしてしまうので結局スピードは遅くなる。

結局のところ、がんばりすぎない(オーバーヒートしない)ギリギリの範囲で、自分が維持可能なスピードに収まるように調整するのが、いちばん充実していて、いちばん速くなる。



  • ぬるま湯ゾーンは、いわゆるComfort Zone(快適な状態)。「できるとわかっていることをやっているだけ」なので何の痛みもなく楽だ。つまり前に進んでいないだけ。大きな目標があるのにここにずっといるのはおかしい(休憩のためなら良い)。口だけか、単なる甘え。

  • 充実ゾーンはComfort Zoneから抜け出して歯を食いしばって挑戦をしている状態である。ストレスがたまるので疲れるがうまくやればマネジメントできるレベル。前に進んでいる実感を得ることができるので、大変ながらも日々充実感がある。

  • オーバーヒートゾーンはがんばりすぎで維持可能ではない。どんどん故障率が上がり、エンジン(精神や肉体)が故障すると健康が保てなくなる。いくら走っているときのスピードが速くても、故障時間が長くなるなら、「平均スピード」は下がる一方だ。これでは下手すればぬるま湯ゾーンでがんばっていない状態と変わらない。

人生は長期戦だし、すべてを自分でコントロールできるわけではないので、実際にはこの3つのゾーンを行ったりきたりするのは健全な状態だと思う。いきなり大変なことになってオーバーヒートゾーンでがんばらなければならない時もあるし、突然余裕がでてきてぬるま湯ゾーンでだれることやリフレッシュするために休みを取ってぬるま湯ゾーンでエンジンを冷ますこともある。

結局、大事なのは、長期的なバランスのマネジメントがキッチリできていることである。

ちなみに、僕は周りの人に比べると、そんなに頭がいいほうではない。というかアホだと思っている。なのに、こんなにすごい人たちの中で無事に生きることができているのは、たぶん手を抜かずにがんばりながらも、けっこういい加減な性格のおかげで、「他の人が故障するような時でも故障せず走り続けることができる」からなんじゃないかと思う。

だから、しょうもない話だと思われるかもしれないけど僕の中ではとっても大事なのです。

つづく。

愛のコメント


自己紹介


古賀洋吉(Yokichi "Yo" Koga)
ボストンのベンチャーキャピタルにてテクノロジーベンチャーの国際展開を支援中。カーシェアリングのZipcar顧問。詳細
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